岡山大学は2025年12月22日、津島キャンパスの岡山大学創立五十周年記念館・金光ホールで、公開シンポジウム「岡山発、森林循環経済の実現に向けて」を開き、オンライン参加を含む約250人(企業、自治体職員、大学生など)が参加しました。森林資源を地域内で生かし、経済を循環させる仕組みづくりが焦点となりました。特別講演ではプラチナ構想ネットワーク会長の小宮山宏氏が、森林循環経済の実現を通じた「プラチナ社会」への道筋を提示しました。基調講演では岡山大学の阿部匡伸理事・上席副学長が、木造建築を軸に脱炭素を進める考えを説明しました。続くパネル討論では、県産材の活用、林業の活性化、木造建築の推進を連動させる必要性や、産学官金が連携して「岡山モデル」を構築する意義を議論しました。大学は今後も関係者をつなぎ、実装に向けた取り組みを進める方針です。

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